■キス☆クラと私
週刊少年マガジンで連載された「キス☆クラ」の感想です。
※本ページの記載は以前私が運営していたブログに2014年に掲載した記事をベースに作成しています。
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キス☆クラは私がマガジンの定期購読を始めて少し経ったくらいに始まった漫画で,個人的にはわりと思い出深い作品です。
2007年に連載されていた漫画なので,もう10年も前の漫画になりますね…。
ブッ●オフで1冊\105で売っていたので衝動買いしたのを覚えています。
内容はフィギュアスケートを題材としたいわゆるラブコメです。
フィギュアスケートを題材とした漫画としてはわりと早い方だと思います。
少し古い漫画ということもあり,現在とはルールや採点基準などが異なります。
私はかなり前にフィギュアスケートのTV観戦に凝っていた時期がありましたが,その頃はフィギュアスケートが今ほどメジャーではなく,NHKでの深夜放送以外はほとんどお目にかかれませんでした。
日本人選手は本田選手,村主選手,恩田選手くらいしかお目にかかれず,自分もルールをぼんやりと把握した程度でしたが,それなりに楽しく見ていた記憶があります。
そういった背景もあって当時の私にとってこのキス☆クラは何かビットが立ったのかと思います。
以下,ネタバレありで感想を記載します。
また,あらすじはについては省略いたしますので内容を把握している方向けの記載となります。
ご注意を。
(今この漫画のネタバレをされて困る方はまずいないと思いますが…。)
■キス☆クラ感想(ネタバレあり)
(以下,ネタバレありのため少し空行を入れておきます)
キス☆クラはgoogle先生に訊いてもあまり教えてくれません。
Wikipediaさんも内容が少なめでした。
というのも,この漫画,天下の週刊少年マガジンでの連載でしたが,全16話全2巻で終了してしまっており,あまり話題にならなかったようです。
数年前からゴールデンタイムでのTV放送が増えましたが,連載当時はフィギュアスケートはまだまだマイナーなスポーツだったと思うので仕方ないかとは思います。
また,タイトルの「キス☆クラ」も,フィギュアスケートの大会で,演技を終えた選手とコーチが採点の発表を待つための場所であるKiss and Cryから来ているのかと思われ,検索するとそちらの説明の方が目立ちます。
肝心の内容ですが,早いうちにフィギュアスケートを題材にしていますが,メインはラブコメのように感じました。
元々そういうコンセプトだったんだと思います。
わりとベタな感じで短い話ではありましたが,ベタなりにしっかりまとまっていてよいと思います。
あとがきによりますと,作者の瀬上あきらさんは本作の執筆にあたりスケート教室に通ったらしく,熱意を感じました。
そのため,フィギュアスケートやスケートリンクの描写も素人目にはそれっぽく見えました。
ただ,素人目にもおかしいなと思うところも散見したので,フィギュアスケートに詳しい方が見たら厳しいかと思います(Wikipediaさんも苦言を呈していました…)。
まぁその辺りに難があったのかも知れませんし,自分の思い出補正も大きいとは思いますが,きれいにまとまっていて非常に良い話だと思います。
正直なところ,本屋にあることは稀かと思いますが,見かけたら手に取ってみてはいかがでしょうか。
(ネタバレありの感想の後ろの方に書くことではないかと思いますが)